2016年12月20日火曜日

秋の高校かるた東北大会

 12月17、18日に宮城県の塩釜市で「秋の高校かるた東北大会」が行われました。各県対抗で団体戦が行われ、本校からは10月に行われた県総文祭(県新人)を勝ち抜いた3名が山形県代表として出場してきました。

 来年の全国総文祭が宮城県で、そのプレ大会という位置づけもあって大きな大会となりました。


予選リーグ1回戦 ×山形 0-5 福島A〇
       2回戦 ×山形 0-5 北海道〇
       3回戦 ×山形 2-3 青森B〇

    順位決定戦 〇山形 4-1 岩手×
            〇山形 3-2 青森C×

→12チーム中9位


 初戦から優勝候補の福島Aと。結果だけ見ればストレート負けとなりましたが、急造チームの割には声もある程度出ていて、それほど硬さもなく、今後に期待の持てる内容でした。
 2回戦の北海道は大会初参加ということもあり全くの未知数でしたが、全体でも5位と今大会で特に活躍が目立ったチームでした。相手の勢いにのまれたような部分もあり、少々残念な部分もありましたが、全体としては何とか粘っているという印象でした。
 3回戦の青森Bとの試合で今大会の初勝利を挙げることができ、チームとして敗れはしましたが午後からの試合に期待ができる内容でした。

 順位決定戦では各自が実力通り、また実力以上の力を発揮することができ、12チーム中9位の成績となりました。
 個人的には4試合目、5試合目、羽黒2年の村上の試合が印象に残っています。どちらも相手の副将との試合となり、4試合目は運命戦(残り1枚対1枚)で負け、5試合目も運命戦で自陣が詠まれて勝ち、何ともドラマチックな展開で見ているこっちの方が疲れました(笑)ただ、本当に格上相手に素晴らしい試合を見せてくれました。

 他の県に比べるとまだまだ力は及びませんが、来年に向けて十分に戦える自信を持つことができたのではないかと思います。試合をするたびに団体としても個人としても徐々に良くなっており、高校生は凄いなと改めて感じさせられました。

 次の主要な大会は4月に米沢で行われる上杉杯です。少し時間は空くので各自が自分の課題を見つめ直して、この冬で一皮も二皮も剥けてくれることを楽しみにしています。








2016年12月5日月曜日

五色百人一首山形県大会運営協力&全国競技かるた福島大会結果

11月27日(日)にひらたタウンセンターで行われた、五色百人一首山形県大会のお手伝いに行ってきました。

五色百人一首は百人一首の百首を20首ずつ5組に分けて、ルールも簡単にして短い時間でもできるように遊びやすくしたものです。主に小学校の授業の合間などを用いて、教育の一環として取り組まれています。羽黒高校の生徒でも、「五色はやった!」っていう子は多いです。

小・中学生の大会だったんですが、参加者の多さと、競技のレベルにビックリ!昨年も審判をしたのですが、きわどい取りが多く、本当に疲れました(笑)

実は内心、あわよくばスカウトも兼ねて・・・くらいのつもりだったんですが(笑)、かるたが得意な子って他の部分でも才能があって、なかなかかるたに集中して取り組む環境って難しいんですよね。中学校に行くと部活も始まるし。ただ、高校生になって、「昔やったかるたでもやってみようかな」って生徒に環境を提供できるよう、これからも頑張ります。子ども達の将来がとても楽しみな、素晴らしい大会でした。

また、12月3日(日)に郡山市で行われた全国競技かるた福島大会において、1PBの鈴木修斗がB級でベスト4、三段に昇級しました!かるたをやって半年、まだまだ荒削りで課題がたくさんあるんですが、めざましいスピードで成長しています。・・・ということで初心者大歓迎!羽黒高校かるた部は中学生の皆さんの入学、入部をお待ちしております♪



2016年11月15日火曜日

☆祝☆同好会から「競技かるた部」に!!!そして全国競技かるた酒田大会

 11月13日(日)、地元・酒田で初の全国大会が行われました。かるたに関わる人達にとって、これは大変すばらしいことで、東北はもとより関東からも、合計250名ほどの選手が各地から集まりました。
 羽黒高校も運営に協力。来年以降も是非開催していけるよう盛り上げていきたいと思います。


〈酒田大会結果〉
B級 ベスト8 1年普通コース 鈴木修斗
E級 優勝   2年特進コース 村上千夏 →D級に昇級!


入賞した生徒はもちろんですが、他の生徒も前回の大会からの成長が見られました。次に全体で参加するのは12月中旬に行われる「高校かるた東北大会」です。同年代の実力者たちとどのように渡り合っていけるか、今から楽しみです。また県代表に選ばれている3名は山形県チームとして団体戦にも出場します。これから1ヶ月は初めての団体戦の練習も頑張ります。


そしてついに・・・・・・・・・・

正式な部活動としての活動が認められました!!!!!

今後は「競技かるた部」としてますます活躍の場を広げていけるように、生徒、顧問共々頑張っていきます。12月には最後のオープンキャンパスも行われるので中学生の皆さんは是非体験入部に参加してみて下さい。お待ちしています!

庄内空港のマスコット、「まめうさ」と。次の大会もがんばろう!

2016年10月17日月曜日

かるたシーズン到来!!!

お待たせしました、久しぶりの更新です。


9月に行われた強化練習会、水沢大会、先日行われた県高文祭についてまとめてお伝えします!


○県高校強化練習会

9月中旬に東北大生を講師に招いて練習会を行いました!


何という贅沢・・・!タメになる!!!


基本は「攻めがるた」!

各自それぞれの課題を見つけ、今後の練習の方針を立てることができました。本当にありがとうございました!


○全国競技かるた水沢大会

9月25日、岩手県奥州市水沢で「全国競技かるた水沢大会」が行われました。


結果

・C級の部 準優勝 1年普通コース 鈴木修斗 →B級(二段)に昇級!

C級準決勝。相手は筑波大生

かるたを始めて半年でB級。東北はもとより、全国でも数少ないスピードで階段を上がっていっています。本当に末恐ろしい・・・

ただ上級者のお話を伺うと、高校生が上達のスピードは一番早いということで、それまでの他競技の経験や集中力が備わっていると簡単に伸びていくそうです。初心者のみんなも今が伸び盛りだし、新しくかるたを初めてみたいという方もチャンスですよ!


○山形県高等学校総合文化祭

10月15日、米沢商業高校において県高文祭のかるた部門が行われました。


結果

・第1位 1年普通コース 鈴木修斗
・第3位 2年特進コース 冨樫陽咲奈
・第8位 2年特進コース 村上千夏

上記の3名は山形県代表として12月17日に宮城県で行われる東北大会に出場します。

入念に暗記の確認!
同校対決
大会では得られるものも大きいです
ほぼ実力は発揮できた順位になりました。ただ、他の学校の生徒と比較して札を払うスピードが遅いなど、まだまだ課題の多い内容ではありました。試合を重ねるたびによくなってきている生徒も見受けられ、単純に練習不足というところが勝敗を左右していたように感じられました。

その分、今後の練習次第では十分にのびしろがあるということです。今回入賞できなかった生徒も、来年までしっかり経験を積んでリベンジを果たしましょう。


○今後の予定

・11月13日(日) 全国競技かるた酒田大会  酒田市武道館

・12月3日(土)  オープンキャンパス(今年度最後です!)

・12月4日(日)  全国競技かるた福島大会

・12月17日(土)、18日(日)  高校かるた東北大会


特に11月13日(日)は酒田市武道館で初の全国大会が行われます!(その日のオープンキャンパスは部活体験なしです・・・すみません)関東などからも一流の選手が集まる、めったにない機会です。一般の方の参観も問題ありませんので、是非皆さん会場に足を運んでみてください。


いよいよ秋のかるたシーズン到来。これからブログも頻繁に更新していくので要チェック!!

2016年8月4日木曜日

全国高等学校総合文化祭結果

 8月2日(火)、全国高等学校総合文化祭が広島県呉市で行われ、本校からは山形県チームの代表として2名が出場しました。


 予選リーグ

   ● 山形 0 - 5 埼玉 ○

   ● 山形 2 - 3 岡山 ○

   ● 山形 0 - 5 福岡 ○


 残念ながら山形県チームは3敗で予選リーグ敗退という結果に終わりました。メンバー全員が初段ということでバランスの取れたチームが出来上がってはいましたが、やはり他県の層は厚く、今後ますます頑張っていかなければなりません。

 本校の生徒では岡山戦で副将の穂積が1勝を挙げてくれました。両名とも今後に繋がるいい経験ができたようです。


 3年生はひとまずこれで一区切り。ただ今後も競技かるたに関わっていく手段はたくさんあるので、自分のスタンスで続けていってほしいと思います。やはり生涯にわたって出来るのが百人一首の魅力の一つです。

 1、2年生は10月の新人戦を目指して練習を頑張っていこう!


日本三景の一つ、厳島神社。広島に行ったら是非行っておきたいところ。
来年の全国大会は宮城!日本三景から日本三景とは縁を感じますね。

2016年7月18日月曜日

山形県チーム強化合宿

かるたで合宿!?


意外に思う人は多いと思いますが、内容は二日間で1時間半の試合を9回とかなりハードなものになってます。

ということで、16(土)、17(日)の二日間で山形県チームの強化合宿が行われました。

一番有り難いのはやはり東北大生から直々に指導をしていただけることなんですが、痛感したのは高校生同士の対戦ではお互いに刺激を受けることですね。競技かるたでは高校生だけの大会というのは限られてくるし、普段の練習でも自分より小さい子や大人と対戦する場合が多いです。ただ、初心者はそういった人たちに負けても「まだ札覚えてないからしょうがない・・・」となるのが多い感じがしますが、同世代に負けるのは悔しいんでしょうね。有意義な遠征となりました。

午後はなんと羽黒VS米沢商業さんとの団体戦が実現。羽黒だけでチームを組める日がついにきました・・・!なんかちょっと感動(笑)

県代表選手は8月の全国大会にむけて、他のメンバーは全国大会へのサポートと9月の大会にむけて、これからますます頑張っていきましょう!






壮観・・・!!!

2016年7月12日火曜日

「強くなるための方法は考えること」~夏の高校かるた東北大会~

 7月10日(日)に仙台市で「夏の高校かるた東北大会」が行われました。それぞれ県チームごとの対抗戦で、再来週に行われる高校選手権、8月に行われる全国高校総合文化祭の前哨戦となります。
 本校からは山形県の代表として2名が出場してきました。

開会式の様子。皆さん礼儀正しいです。
山形県チームは一回戦、福島県Bチームとあたり1対4で負け。急造チームということもあり、個人ごとの実力差はないものの、相手の雰囲気にのまれたような敗戦でした。
 二回戦は秋田県チームとあたり4対1で勝利。個人としての実力はもちろん、チームとしてのまとまりも徐々に出てきたような感じがしました。

 昼休みを挟んで青森県Aチームとの対戦。相手は優勝候補で、個人ごとの階級では圧倒的に格上であり、正直大差での敗戦も覚悟していましたが、序盤から中盤にかけてはこちらの方が試合を優位に進めることができました。結局1対4で敗れはしたものの、大健闘と言っていい試合内容でした。これぞ団体戦という試合展開で、全体で雰囲気を作り、各個人が力を十分に発揮することができました。
 まさに試合中に成長しているかのようで、「高校生すげーな・・・!」と心から感じさせられました(笑)
 本校から出場した生徒も一人は格上を破り、もう一人も相手のエースを相手に粘りの試合を見せてくれました。今後の更なる成長が楽しみです!

見てるこっちが緊張・・・
見事勝利!本当によくやった!!!
最終戦、宮城県との順位決定戦では1対4で敗れ、多くの収穫と課題が得られた試合となりました。
 これから全国大会まではあと1ヶ月弱。今週末には山形県チーム合同での強化合宿も行われるので、各人が個人の技術、団体で力を発揮できる部分を考えて参加したいところです。

 最後に、講評で宮城県かるた協会の遠藤元名人が仰った言葉がとても印象に残りました。


「強くなるための一番の方法、それは考えることです」


 かるたに限らず、勉強、部活、高校生活、すべてに通じますよね。努力も、練習も、世の中の高校生はみんな一生懸命頑張るのは同じ。限られた時間の中で、他の人と同じ練習であっても何を意識して取り組むか。自分に足りない部分を考えて、そのためにはどんな練習が必要か。強くなるための方法、自分の活かし方は千差万別で、結局は人よりも考えた人が強くなれるんです。

 普段の練習はもちろん大切ですが、試合で得られるものものってやっぱりかけがえがないですね・・・顧問としても勉強になった、とても実りのある大会となりました。


さあ、かるたの夏が始まります。


来年の全国総文祭は宮城。頑張れ1、2年生!中学生も待ってるぞ!!

2016年6月23日木曜日

「みだれそめにし われならなくに」

 東北地方に関連のある和歌を紹介します!ちょうど今授業でやってるんですよね。


  「みちのくの しのぶもぢすり 誰故に 乱れそめにし 我ならなくに」


 作者は『源氏物語』の主人公・光源氏のモデルともされている源融です。「みちのくのしのぶもぢすり」は福島県信夫地方(市町村合併によって地名は残っていない)においてかつて特産品であった「信夫摺り」のことを指しています。

こんな感じだったようです。


 藍と紅花で染色した模様はしましまになっていて、この模様が乱れている様子と恋にときめく自分の心情をかけて、「心が乱れているのは誰のせい?あなたのせいですよ!!」と詠んでいます。

 こんなことを女性に言っても許されるなんて、さぞかしイケメンだったことでしょう(笑)昔は恋愛のツールとして和歌は非常に重要でした。男女が直接会うことは難しい時代だったので、一首に自分の思いを一生懸命こめていました。大胆な詠みぶりに作者の情熱を感じる一句です。

2016年6月13日月曜日

東北大生と練習!~山形県チーム強化練習会~

 6月5日(日)、運動部が熱い戦いを繰り広げている中、かるたも県の高校生の強化練習会を行ってきました。全国総合文化祭にむけて、最初の合同練習になります。また代表メンバー以外の生徒もお互いに切磋琢磨することができ、実りの多い練習会となりました。

黙々と暗記。普段の練習とは集中が違います。
昼休みも熱く議論。作戦を伝授してもらいました。

 なんといっても一番良かった点は東北大生と練習ができ、直々に指導していただけること。学生日本一の東北大から年に数回教えてもらえるなんて恵まれた環境ですね・・・論理的に、かつ高校生でも分かるように修正点を指摘していただけるので、普段の練習の何倍もの効果があります。

 次の合同練習は7月に行われる合宿です。それまで各自の課題を意識しながら日々の練習に取り組んでいきましょう!

2016年5月30日月曜日

仙台の大会に行ってきました。二名入賞!

 5月28日(土)に仙台で行われた「椿杯争奪競技かるた全国大会」に出場してきました。

 三年生が初段になれるか、二年生が上の階級でどこまで戦えるか、新入部員が初めての大会で健闘できるかが注目ポイントでした。

 結果は・・・


 ・D級の部 ベスト4(1名)→初段!!!、一回戦敗退(1名)
 ・E級の部 優勝!→D級(1名)
 ・F級の部 二回戦敗退(1名)、一回戦敗退(2名)


 三年生は見事初段に昇級しました!競技かるたの世界では初段以上がひとまずの基準になります。指のケガを抱えながらもしっかりと結果を残したのはすばらしいの一言に尽きます。全国大会にむけて弾みがつきました。

 もう一人、D級の部では前回の大会で昇級した二年生が上の試合でどこまで頑張れるかが注目でした。25対25からスタートして、終盤1対8でリーチをかけたまではよかったものの、自陣の1枚が最後まで詠まれず、相手陣を守りきられて逆転負け。競技かるたの醍醐味であるとともに、怖さを思い知った試合でした。結果は残念でしたが、今が伸びている時期なので、敗戦を糧にして次の大会にむけて頑張ってもらいたいです。

 E級の部では一年生が優勝!なんとまともに初めてまだ二か月なんです。これからどこまで伸びていくのか、楽しみであるとともに末恐ろしくも感じます(笑)

 新入部員三人は初めての大会でとても緊張している様子でしたが、まずは大会の雰囲気だけでも知ってもらえてよかったです。内心まだ早かったかなあ・・・と心配する部分もあったのですが、「練習もっとやりたいです!」と言ってきた姿を見て、ほっとする思いでいます。君たちはまだこれからどんどん伸びる!


 県代表としての大会を除けば、次に全員で出場するのは9月末に岩手で行われる「水沢大会」になります。それぞれに課題は異なるので、残り4か月、日々の練習を頑張っていきましょう!











2016年5月9日月曜日

祝!全国高等学校総合文化祭出場!!

5月5日(木)に全国高等学校総合文化祭の出場者選考大会が行われ、2名が県代表に選ばれました!

直前の大会でも入賞。強くなったなあ・・・としみじみ。
実は直前の大会で負傷・・・痛みに耐えて頑張りました。
私も公式戦初読手。緊張で声が・・・(笑)
おめでとう!!

両名とも昨年の秋の大会では敗れた相手に見事勝利して入賞することができました。1試合1試合緊張の連続でしたが、成長を間近で見ることができたのが何よりの収穫でした。本当高校生って凄いですね・・・!

今後は8月に広島で行われる全国大会にむけて、山形県代表としてさらに力を磨いていくことになります。実は山形は東北の中でも競技レベルでは後れをとっているのですが、彼女たちが新しい風を吹かせてくれることでしょう。大会で戦った他の代表メンバーと切磋琢磨しながら、良き仲間、良きライバルとして更に成長してくれることを期待しています。頑張りんさい!

2016年5月2日月曜日

『ちはやふる』ブームに乗って奮闘中!

こんにちは!かるた同好会です。

現在3年生1人、2年生3人、1年生2人の6人で活動しています。

今年度中の創部を目指して頑張っていくので、皆さん応援よろしくお願いします!


4月末に山形県内で唯一の全国大会、「上杉杯」に出場してきました!


D級でベスト16。大学生相手に健闘しました。次は入賞いけるぞ!
先生も出場。E級ベスト4で入賞です。お見事!

GWは3日に仙台で東北大会、5日に全国総合文化祭の県代表選考会です。今年は広島。全員で広島に行けるように頑張るぞ!

映画『ちはやふる』の「下の句」も上映が始まりました。まさにかるたの季節の到来です!