2016年6月23日木曜日

「みだれそめにし われならなくに」

 東北地方に関連のある和歌を紹介します!ちょうど今授業でやってるんですよね。


  「みちのくの しのぶもぢすり 誰故に 乱れそめにし 我ならなくに」


 作者は『源氏物語』の主人公・光源氏のモデルともされている源融です。「みちのくのしのぶもぢすり」は福島県信夫地方(市町村合併によって地名は残っていない)においてかつて特産品であった「信夫摺り」のことを指しています。

こんな感じだったようです。


 藍と紅花で染色した模様はしましまになっていて、この模様が乱れている様子と恋にときめく自分の心情をかけて、「心が乱れているのは誰のせい?あなたのせいですよ!!」と詠んでいます。

 こんなことを女性に言っても許されるなんて、さぞかしイケメンだったことでしょう(笑)昔は恋愛のツールとして和歌は非常に重要でした。男女が直接会うことは難しい時代だったので、一首に自分の思いを一生懸命こめていました。大胆な詠みぶりに作者の情熱を感じる一句です。

2016年6月13日月曜日

東北大生と練習!~山形県チーム強化練習会~

 6月5日(日)、運動部が熱い戦いを繰り広げている中、かるたも県の高校生の強化練習会を行ってきました。全国総合文化祭にむけて、最初の合同練習になります。また代表メンバー以外の生徒もお互いに切磋琢磨することができ、実りの多い練習会となりました。

黙々と暗記。普段の練習とは集中が違います。
昼休みも熱く議論。作戦を伝授してもらいました。

 なんといっても一番良かった点は東北大生と練習ができ、直々に指導していただけること。学生日本一の東北大から年に数回教えてもらえるなんて恵まれた環境ですね・・・論理的に、かつ高校生でも分かるように修正点を指摘していただけるので、普段の練習の何倍もの効果があります。

 次の合同練習は7月に行われる合宿です。それまで各自の課題を意識しながら日々の練習に取り組んでいきましょう!